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ピルビン酸

用途
医療用材料
成分
ピルビン酸
CAS番号
127-17-3

武蔵野化学研究所は、1978年に世界に先駆け、高純度で安定性の高いピルビン酸の製造販売を開始いたしました。
製造開始以来、別項の製品保証規格をクリアする高純度のピルビン酸類の製造技術を確立し、昔から末長く、安定的に販売し続けています。
ピルビン酸および誘導体の購入を検討される折には、まず高純度・安定性の高い製造技術を確立している武蔵野化学研究所にお問い合せください。

生体内での解糖系‐TCA回路における重要な中間体であるピルビン酸は、脂質、アミノ酸、たんぱく質、ATPなどの生合成、代謝、及びアルコール発酵などに関与しています。このため、医薬品等の様々な生理活性物質の合成反応や細胞培養の培地・発酵培地の原料として広く活用されております。
また、ピルビン酸はアセチル CoAとなり、ATPの合成にも関与していますので、生体内のエネルギーの源となっています。

基本情報

ピルビン酸とは

乳酸と比較して、あまり聞きなれないピルビン酸。
ピルビン酸ってなんだろう?と感じる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ピルビン酸とは、玉ねぎを切ったときに出る辛み成分や催涙成分の副産物として出る成分。耳慣れないけれど、食品に含まれる成分として昔から人が食してきた身近な化合物です。 

ピルビン酸は、αーケト酸(アルファーケト酸)・2-オキソ酸に分類されるカルボン酸の一種です。
生体の必要要素の合成反応・代謝に関与する、ファインケミカルの重要な中間体であるピルビン酸。構造が単純で分子も小さいことから、医薬品・農薬などの合成基材として幅広く活用されています。
水、エタノール、エステル等と任意の割合で混ざり、加熱により徐々に縮合します。 

包装単位・荷姿

20kg ジェリ缶、200kg ポリドラム

認証

ハラール認証、コーシャ認証を取得

特性 (成分情報、物性)

化学名・IUPAC名ピルビン酸
別名2-オキソプロパン酸、αーケトプロピオン酸、焦性ブドウ酸
CAS番号127-17-3
化学式CH3COCOOH
構造式
分子量88.07
性状

淡黄色~黄褐色透明な液体、特異なにおいがある。

比重(20℃)

1.260~1.280

融点11.8℃
沸点(1.3 kPa)54 ℃ 
引火点(Open)102℃(クリーブランド開放式)
毒性(20℃)LD50 2.1g/kg(ラット経口) 

*ピルビン酸の詳細な有害性情報・物性データは、安全データシート(SDS)をご確認ください。

製品規格

製品の種類

ピルビン酸

製品規格

規格につきましては、問合せフォームからお気軽にお問い合わせください。

主な用途と効果

幅広い用途に納入実績がございます。
詳細につきましては、問合せフォームからお気軽にお問い合わせください。

医薬品・農薬・香料合成原料

ピルビン酸はカルボン酸を有する化合物で、窒素化合物、アルデヒド、ハロゲン化物、リン化合物等と容易に反応します。反応性が高く、分子が小さいので、医薬・農薬・香料等の合成基質や末端封鎖剤など、ファインケミカルの重要な中間体として位置づけられています。
また、細胞にエネルギーを供給する際、解糖系を経由しないことから、ピルビン酸ナトリウムとして輸液などへの応用が期待されています。

合成例については、下記のpdfをご参照ください。

ピルビン酸を原料とする反応例(1.3MB)

化粧品合成原料

ピルビン酸は、解糖系とTCAサイクルをつなぐ重要な物質で、生体においては糖質・脂質・アミノ酸などの生合成、代謝に関与している物質です。このため、TCAサイクルで生産される化合物を製造する際の発酵原料として利用されています。

機能性食品製造原料

クレアチンピルベートやピルビン酸塩類は、海外でサプリメントや機能性食品に配合されています。ピルビン酸はTCAサイクルを経てアデノシン三リン酸(ATP)を生産し、筋肉を動かすためのエネルギーになることで運動時の持久力向上効果を示すと報告されています。

化成品培地原料(細胞培養、微生物培養)

細胞培養・微生物培養のどちらの培地原料の場合も、水溶液でのpHや物質の安定性という観点から、ピルビン酸塩類のピルビン酸ナトリウムが多く用いられます。

発酵培地としては黄色ブドウ球菌、大腸菌群などの基材として利用されています。
ピルビン酸は、遺伝子組み換え菌、加熱滅菌後の食品中の菌、栄養制限下で培養する場合などの特異な条件で製造される場合にエネルギー源として添加されています。

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以下からお問い合わせください。
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