ラクトアップ®Nは、茹で槽のpHを弱酸性域に保つ効果(緩衝効果)の高い、有機酸を主成分とした麺用pH調整剤製剤です。
ミネラル分を多く含む硬水を茹で水として使用する場合、高温で麺を茹でるにつれ水中の二酸化炭素が消失し、茹で水のpHが上昇・弱アルカリ性になることがあります。
弱アルカリ性の水で麺を茹でると麺からのデンプン溶出が促進され、麺表面の肌荒れ・製品歩留まりの低下、といった現象が起こりやすくなります。更に茹で水に多くのデンプンが含まれることによるBOD、CODの上昇により、廃水処理に対する負荷が大きくなります。
ラクトアップ®Nを茹で水に添加することにより、茹で水のpH上昇が抑えられ、肌荒れが抑制された良質の茹で麺を製造できます。また茹で水の汚染が少なく、廃水処理にかかる負荷も軽減されます。

ラクトアップ®の使用方法
- 茹で水に対して0.05〜0.1%程度添加します。その際、pHを4.5〜5.5に調整します。
- 硬度が高い場合、添加量が増える場合があります。その際にはご相談下さい。
ラクトアップ®Nの効果
茹でうどんの場合
| |
軟水(硬度30mg/L)使用 |
中硬水(硬度291mg/L)使用 |
| ラクトアップ®N添加量 |
無添加 |
0.05% |
無添加 |
0.30% |
| 茹で水の初期pH |
7.03 |
4.5 |
7.55 |
4.75 |
| 終了時のpH |
7.85 |
5.29 |
8.93 |
4.94 |
| 茹で水の光透過率(%) |
51.1 |
64.1 |
24.6 |
53.9 |
| 茹で液の粘性 |
高い |
低い |
かなり高い |
低い |
| 茹で麺の状態 |
少しベトベトし、やや肌荒れが見られる。 |
こしがあり、つやつやしている。 |
ベトベトし、肌荒れが見られる。 |
こしがあり、つやつやしている。 |
| 茹で槽壁面の汚れ |
わずかに付着物あり |
付着物なし |
かなりの付着物あり |
付着物なし |
| 茹で麺の酸味・異味 |
なし |
なし |
なし |
なし |
そばの場合
| |
軟水(硬度30mg/L)使用 |
中硬水(硬度291mg/L)使用 |
| ラクトアップ®N添加量 |
無添加 |
0.05% |
無添加 |
0.30% |
| 茹で水の初期pH |
7.03 |
4.68 |
7.63 |
4.75 |
| 終了時のpH |
8.20 |
6.15 |
8.56 |
5.18 |
| 茹で水の光透過率(%) |
45.2 |
47.4 |
33.6 |
37.0 |
| 茹で液の粘性 |
やや高い |
低い |
やや高い |
低い |
| 茹で液の色 |
黄土色 |
白色 |
薄い黄土色 |
白色 |
| 茹で麺の状態 |
少しベトベトし、やや肌荒れが見られる。 |
こしがあり、つやつやしている。 |
ベトベトし、肌荒れが見られる。 |
こしがあり、つやつやしている。 |
| 茹で槽壁面の汚れ |
付着物なし |
付着物なし |
わずかに付着物あり |
付着物なし |
| 茹で麺の酸味・異味 |
なし |
なし |
なし |
なし |
※「ラクトアップ」は武蔵野化学研究所の登録商標です。