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アラニン

アラニンは、旨味と甘味を兼ね備えたアミノ酸です。食品中に多く含まれ、食品の旨味を決める成分の一つです。また、他の調味料との相乗効果があり、食品の旨味が向上します。そのほか、過度の酸味、塩味、苦味等を低減する働きがあります。

CAS番号
302-72-7
SDS
SDS(249KB)
カタログ
カタログ(219KB)

基本情報

アラニンは炭素数3のアミノ酸で、多くのタンパク質の構成アミノ酸として、自然界にも広く存在しています。またアラニンは、多くの食品にも含まれていることも知られ、美味で評判の枝豆・だだちゃ豆のうまみ成分の主要部を占めると言われています。
アラニンは桑の葉、絹、シジミに多く含まれ、摂取することにより脂肪燃焼、肝機能改善効果が期待されるという報道が注目されております。
このような食品・化粧品用途に加え、めっき薬品としても新たな効果が見直されております。

また、武蔵野化学研究所では、新たにD-アラニンの製造・販売を開始いたしました。

製品規格

製品の種類

アラニン(DL-アラニン)
本品は、食品添加物「DL-アラニン」である。

製品規格

1.性状 白色結晶性粉末で、甘味がある。
2.確認試験 本品の赤外吸収スペクトルを参照スペクトルと比較するとき、同一波数のところに同様の強度の吸収を認める。
3.純度試験 (1)溶状(1+10) 無色澄明
(2)液性(1+20) pH5.5~7.0
(3)塩化物 0.021%以下
(4)重金属 20μg/g以下
(5)ヒ素 2.0μg/g以下
4.乾燥減量 0.30%以下
5.強熱残分 0.20%以下
6.含量 98.5~102.0%以下

●製品試験法

食品、添加物等の規格基準「DL-アラニン」の項による。

主な用途と効果

主な用途

食品 農産加工品(漬物等)、昆布類(塩昆布等)、水産加工品(イカの塩辛等)、水産練り製品(蒲鉾等)、調味料(つゆ、たれ等)、スナック類、飲料
医薬・健康食品 医薬原料
工業用 めっき薬品、飼料

味カドを取り旨味を引き出す効果

アラニンは、各種の味カドを取り除き、旨味を引き出します。

塩なれ効果
塩味の強さを和らげると同時に旨さを引き立てます。
酢なれ効果
pH等を大きく変化させずに酸味をマイルドにします。
その他の効果
苦味、渋み、エグ味などを和らげます(マスキング効果)。

製品特徴

代表的な旨味物質

アラニンは魚介類や肉類等、様々な食品に含まれる旨味構成成分の一つです。

■食品可食部100g中の全アラニン含有量

食品 含有量(mg)
かつおぶし 4400
ほしのり 4200
クルマエビ 1100
鶏肉 830~1400
牛肉 720~1200

アラニンは、単独でも強い旨味を持ちますが、他の旨味物質との併用により、より旨味を増強します。

褐変反応が少ないアミノ酸

アラニンは食品の変色の原因の一つであるメイラード反応による褐変の少ないアミノ酸です。

無電解めっき浴へのアラニンの添加について

アラニンは炭素数3の中性アミノ酸です。

  • 分子中にアミノ基およびカルボキシル基を有します。
  • それらの官能基が金属イオンと結合、キレートを作り出します。
  • 生成したキレートは無電解めっきを行う際に反応により金属を解離、表面に良好な被膜を生成させることが期待されます。
  • キレートとしての安定度定数が大きいため、めっき液中の金属濃度を上げることが可能です。
  • アラニンは自然界に多く存在するアミノ酸であり安全です。
  • 中性アミノ酸でありかつ緩衝性を有するため、めっき液のpHが極端な酸性・アルカリ性へは変化しにくくなります。
  • 同じ中性アミノ酸であるグリシンとは、各金属について安定度定数が異なります。その違いからめっき被膜の改善が達成される可能性が期待されます。
  • 中性アミノ酸は、ホルムアルデヒドのような無電解めっき用還元剤を付加化合物生成により安定化させる、という性質があります※。この効果により、めっき液中で期待しない還元反応が起こることによる、金属沈殿という現象が防止されます。また、中性アミノ酸とホルムアルデヒドの付加化合物生成による安定化は可逆反応であるため、ホルムアルデヒドが消費されるにつれ、化合物の分解によりホルムアルデヒドを放出します。結果、安定しためっき浴となります。

無電解めっき 基礎と応用 日刊工業新聞社

■主な錯化剤の安定度定数

金属種 アラニン グリシン 乳酸 リンゴ酸
Ag+ 4.9 3.5 - -
Cu2+ 8.4 8.6 - -
Ni2+ 4.5 6.2 1.6 1.8
Zn2+ 5.2 5.5 1.9 3.7

以上、めっき工程においてアラニンを使用することにより、様々なプラス効果が得られることが期待できます。

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